ブルネイの基本情報

ブルネイ国について

正式国名
ブルネイ・ダルサラーム国
面積
5,765平方km(三重県とほぼ同じ)
人口
約44万人
首都
バンダル・スリ・ブガワン
宗教
国教はイスラム教、その他にキリスト教、仏教など
民族
マレー系:約66%、中華系:約10%、その他:約24%
言語
公用語はマレー語だが、英語も広く使われている

気候

・熱帯雨林気候に属し年間を通して高温多湿。年間平均の最高気温は32度、最低気温は23度で、ほぼ年間を通して同じような気温。
・雨季は10月~2月とされているが一日中降り続くことは少ない。また雨季以外でもスコールが発生することがよくあります。
・湿度が高いので通気性の良い服装でお越しください。ただ、ホテルやショッピングセンター等の建物内では冷房がよく効いているので、薄手の長袖の服や羽織るものなど一着ご用意をお勧めします。
・赤道に近い位置のため、日中は日差しが強いので帽子やサングラスの用意、日焼け止めクリームで日焼け対策もして下さい。

ブルネイの通貨

・通貨はブルネイドル(BND又はB$)で、日本円に換算すると、1ブルネイドル=約105円(2023年8月現在)
・紙幣:B$1、B$5、B$10、B$50、B$100、B$1000、B$10000
・硬貨:1セント、5セント、10セント、20セント、50セント
・シンガポールドルと等価と定められているので、ブルネイ国内ではシンガポールドル(紙幣のみ)がそのまま使用できます。

両替について

・ブルネイ空港内の両替所、市内の両替所、ホテル等で日本円とブルネイドルの両替が出来ます。
・空港内の両替所は19時、市内の両替所は17時に閉まります。
・日本ではブルネイドルが流通していないため、日本国内でブルネイドルとの両替はできません。ブルネイ滞在中に余ったブルネイドルはブルネイで日本円に両替されることをお勧めします。

時差

・日本との時差はマイナス1時間。
・日本が正午の場合、ブルネイでは午前11時です。

電圧・プラグ

・電圧は240ボルト、50ヘルツ。コンセントは3つ穴のBFタイプです。
・日本の電化製品を使用する場合は240ボルトまで対応しているか確認して下さい。対応していない場合は変圧器と、コンセントの穴が違うので変換プラグをご用意して下さい。

飲料水

・ブルネイの水道水は飲用可能ですが、ミネラルウォーターのご利用をお勧めします。

持ち込み制限

・入国時に15,000ブルネイドル以上に相当する金額を持ち込む場合は申告が必要。
・酒類:個人消費目的で酒類を持ち込む場合、入国前に税関アプリ(CUSTOMS.BN)に申請登録されると、1人につきウイスキーやワイン等ボトル2本(合計2リットルまで)及び、ビール12 缶(1缶330ml)までの持込が認められています。
・タバコ:1本につき50セント、1カートン(20 本入り10 箱)につき100 ブルネイドルの課税とされています。

営業時間

・レストランやショップは午前9時半から10時にはオープンします。一部の飲食店は午前7時から8時にオープンします。
・ほとんどのレストランやショップは午後10時までには営業を終了しますが、一部の飲食店では深夜まで営業している店もあります。
・ブルネイでは条例により毎週金曜の12時~14時は礼拝のため、ほぼ全てのショップやレストラン、観光施設、企業、公共機関が閉鎖しますので、金曜日にブルネイ滞在される際はランチや買い物、観光の時間に注意して下さい。

祝日

2024年 ブルネイ祝日
1月1日(月)新年
2月8日(木)※モハメッド昇天祭
2月10日(土)※中国暦正月 
2月23日(金)建国記念日
2月24日(土)建国記念日(振替休)
3月12日(火)※断食月初日
3月28日(木)※コーラン啓示の祝日
4月10日(水)~13日(土)※断食明け大祭
5月31日(金)ブルネイ王国軍記念日
6月1日(土)ブルネイ王国軍記念日(振替休)
6月17日(月)※犠牲祭
7月8日(月)※イスラム暦新年
7月15日(月)国王誕生日
9月16日(月)※モハメッド降誕祭
12月25日(水)クリスマス

※印は、暦の関係で日にちが前後する場合がございます。

祝日はモスクの閉鎖、博物館等の見学施設が休館になる場合がございますので事前に確認下さい。

ブルネイの交通情報

ブルネイ空港から市内へ

公共交通機関では路線バスとタクシーがある。
路線バス:到着ロビーを出たところにバス停があり、NO.23・NO.24・NO.34・NO.38が約30分間隔で市内中心部と行き来している。運賃はB$1で所要時間は約30分。運行時間は朝6時頃から夕方までなので利用される時は注意して下さい。
タクシー:到着ロビーを出た正面にタクシー乗り場がある。運賃は市内中心部までB$25~30で所要時間は約15分。タクシーがいない場合は乗り場で待つ必要がある。

空港送迎手配:当社では空港~ホテル間の送迎手配も承っております。お客様の到着便に合わせて専用車をご用意致します。
詳しくは ” ブルネイ空港送迎手配 ” をご覧下さい。

市内交通・路線バス

市内交通 路線バス

市内中心部にあるタムキアンゲ(朝市)の前にバスターミナルがあり、ムアラ・セラサフェリーターミナルやブルネイ空港、ジュルドン方面など多数の路線が設定されています。運賃は先払い制の均一料金で大人B$1です。
運行時間は6時から20時頃まで、路線によっては早く運行終了する場合があるので注意が必要です。

市内交通・タクシー

ブルネイではメーター制のタクシーが24時間運行を行っている。ただ、ブルネイ国内にはタクシーの台数が少なく路上で空車のタクシーを捕まえるのは難しいので、市内でタクシーを利用する場合は近くのホテルなどの施設でタクシーを呼んでもらうと効率的です。

市内交通・配車アプリ「Dart(ダート)」

ブルネイでの移動には配車アプリの「Dart」がとても便利です。アプリ内の地図上から乗車地と降車地をセットし、乗車時刻や車種(4人乗り、6人乗り)、支払い方法(現金、カード)を選択すると金額が表示され、「LET'S DART」をタップして配車手配完了。
日本出発前やWifiのあるホテルでアプリをダウンロードして事前に利用登録されることをお勧めします。

市内交通・水上タクシー

市内交通 水上タクシー

ブルネイ川沿いやタムキアンゲ(朝市)の前の運河にボート乗り場があり、常に何隻かは待機しています。運賃は交渉制で、ブルネイ川対岸の水上集落へ渡るだけならB$1~2ほど。
チャーターすることも可能で1時間あたりB$20くらいが相場。

ブルネイの観光情報

オールドモスク

正式にはオマール・アリ・サイフディン・モスク
前国王、第28代オマール・アリ・サイフディンに建てられた。上海みかげ石が張られた純白の壁と黄金色に輝くドームが印象的でブルネイで最も美しいモスクです。ドームの高さは77m、ミナレット(尖塔)の高さは50mで、総工費:約500万米ドルを費やされ前国王が在位中の1958年に完成。イタリアの大理石やベルギー、アラビア製のカーペットなど世界各国から最高級の素材を取り寄せた贅沢な作りになっています。 モスクを囲むラグーンには16世紀の王室の御座船を模した石船が浮かんでいます。
モスク内の一部で撮影可能になっています。夜にはライトアップされ日中とは違い、幻想的な雰囲気を漂わせています。

ニューモスク

正式にはジャメ・アスル・ハサナル・ボルキア・モスク
現ボルキア国王の即位25周年に合わせて約8年の歳月をかけ、1994年に完成しました。内装の床や柱は総大理石を使われ、本堂とミナレットの上のドームは純金製。また、礼拝堂には約5000人が一度に収容できる広大なものでブルネイ一の規模を誇り、壮大で豪華なモスクです。
モスク内は撮影禁止になっていますので注意が必要。
オールドモスクに対して、こちらはニューモスクとも呼ばれています。オールドモスクと同様に夜にはライトアップされています。

イスタナ・ヌルル・イマン(王宮)

1984年のブルネイ独立を祝して建設された現ボルキア国王の王宮で、国王の住居でもある。
フィリピン人の建築家レオンドロ・V・ロクシンが手がけ、アメリカのべクテル社により2年がかりで約40億米ドルを費やし建設されました。バチカン宮殿よりも大きいと言われ、敷地面積は20ヘクタール。王宮内には1788の部屋の他に約4000人も収容できるバンケットルームがあります。スタッフ数も約1000人に及び、世界最強と言われるネパールのグルカ兵が警備についている。
普段は一般人の立ち入りは禁止されていますが、ラマダン明けの2日目~4日目の3日間は一般公開されます。

ロイヤル・レガリア(王室史料館)

王冠や刀、金銀製品など王家ゆかりの財宝展示保存する博物館。現在のボルキア国王の生い立ちやブルネイ独立の歴史、国王即位25周年の記念式典の様子を豪華な衣装に身を付けた実物大の人形や実際に使用された御所車を使い再現されている。
館内はぶ厚いじゅうたんが敷かれており、入口で靴を脱ぎ荷物を預けて入場します。一部を除いて撮影は禁止になっています。

カンポン・アイール(水上集落)

ブルネイ川の上に作られた約600年の歴史を持つ世界最大の水上集落です。
現在でもバンダル・スリ・ブガワンの人口の3割、約3万人の人々が住んでいます。水上とはいえ、中は近代的で各家庭には電気、ガス、水道が引かれ、テレビやエアコン、冷蔵庫などの電化製品もあり、何不自由なく生活を送っています。
集落までは水上タクシーで川を渡っていく事が出来ます、集落内では家と家をつなぐ木道をたどって散策ができ、ブルネイの人々の暮らしを肌で感じられます。

ジュルドン・パーク

バンダル・スリ・ブガワンから車で約30分の東南アジアで随一の規模といわれる遊園地です。1994年に国王48歳の誕生日に国民へのプレゼントとして建設されました。一時は縮小された時期もありましたが、2017年にリニューアルされ規模も大きくなりました。
入場料(非居住者)は大人:B$25、小人:B$15で乗り物は乗り放題。
開園日は水曜・木曜が16時-22時、金曜は15時-22時、土曜・日曜は10時-22時。月曜・火曜は休園。
ジュルドンパークは路線バスでも行くことも可能ですが、夜はバスが運行されていないので注意。

ウル・テンブロン国立公園

広さ約5万haのウル・テンブロン国立公園はバトゥ・アポイ森林保護区内に国立公園です。
公園内に入ると、テンブロン川沿いに続く約7kmの自然観察歩道で珍しい動植物を見ながらのジャンングルトレッキング、その後は高さ45mもあるキャノピーウォークに登り、そこから望む熱帯雨林の森は絶景です。
国立公園内に行くにはテンブロン川をロングボートで川を上って行くため、オプショナルツアーに参加されることをお勧めします。
国立公園周辺にはゲストハウスやキャンプ場などの施設も揃っています。また、希望者には滝つぼでの水遊びや、ラフティングなどのアクティビティも用意されている。